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- 2022.10.05
- <Digital Design Basics>株式会社monopo Tokyoアートディレクター横山貴幸講師をお迎えし、ポートフォリオ制作特別講座がスタート!
バンタンデザイン研究所キャリアカレッジでは、業界をリードする現役プロフェッショナル講師から先端スキルを学びます。
「Digital Design Basics」は全4回の特別講座で、株式会社monopo Tokyo 横山貴幸講師が指導してくださいます。
横山講師は、アートディレクター、デザイナーとして映像のディレクション、WEBサイトやアプリのUI・UX設計などをトータルでディレクションしています。
<What is monopo Tokyo.inc?>
株式会社monopo Tokyoは東京を始め、ロンドン、ベルリンなど世界各地に拠点を持つグローバルクリエイティブエージェンシー。
横山講師「ブランドデザイン、キャンペーンのコミュニケーション、ウェブ&アプリのデザイン、映像などのコンテンツ制作など、広告全般を手掛けています。会社には、さまざまな国籍のメンバーが在籍していて、外部クリエイターともコラボレートして仕事をしています。皆さんは、毎日、世界中のウェブサイトからその日の一位を決める『awwwards(アワーズ)』(https://www.awwwards.com)をご存じですか?
国際的なウェブデザインアワードで、私たちmonopoは2021年に『Agency of the year』に選出されました。見ていただくと、デザインの勉強になると思います」
<WORKS/Soda! Communications Inc.>
代表的なお仕事として、シュワシュワと揺れ動く泡に目を奪われる「Soda! Communications Inc.」コーポレートサイトを紹介。
スマホを下に向けると、泡が下から上にあがってくるようになるなど、傾けた方向に合わせて泡の立ち上り方が変化する仕掛け!
横山講師『デザインを刷新し、採用にも効果があるwebサイトというご要望がありました」と明かし、素晴らしい作品を作っている制作プロダクションさんですので、その作品が伝わり、応募するデジタルネイティブな世代にも『おっ』と思ってもらえるよう、挙動によって動作が変わる“インタラクティブ”な要素を加えました」。
泡のモーションを作るにあたり、コップにコーラを注いで、プロデューサーと一緒に泡をじっと観察するなど、地道な作業も。
横山講師「炭酸の泡って、微妙に震えているのです。そうしたデティールを、CGデザイナーに伝えて、“モックアップ”というサンプルを作ってもらい提案しました」
<Private Work>
アナログで描いたイラストを、デジタルで加工したプライベートワークも紹介。2022年8月6日には、ブース出展型アートイベント「Independent Tokyo」@GALLERY TAGBOATに出展される予定です。
<Work Flow>
ここで、デジタル制作のザックリとした業務の流れを
クライアント⇒ ヒアリング ⇒ サイト設計 ⇒ WEBデザイン ⇒ 実装
と、解説。
横山講師「最初に、クライアントがいます。直接、クライアントから依頼がくる場合もあれば、広告代理店からオファーがくるケースもあります。
ヒアリングでは、プロデューサー、ディレクターが中心となってどのような悩みがあるかを聞き、情報整理します。サイト設計の段階では、まず『ワイヤーフレーム』と呼ばれるウェブサイトの設計図を作ります。ワイヤーフレームを作ります。WEBデザインのステップでは、最終ビジュアルを想定して作成していきます。写真が必要な場合は、外部カメラマンに依頼して撮影を行います。
サイトのボタン、フォントなど、ユーザーが触れる情報はUI(ユーザーインターフェース)と呼びます。もう一つ、UX(ユーザーエクスペリエンス)は、『サクサク早く見られて気持ちがいい』、『情報をしっかり理解できる』などサイトを通じて得られる顧客体験のことで、この二つの質を担保しながら、システム開発、コーディングを行い実装していきます」
在校生「デザインは、どれくらいの完成度のものですか?」
横山講師「ほぼ、完成したレベルです。全ページは難しいですが、PCとスマートフォンの見え方を用意します」
<What's the Difference Between Art and Design?>
横山講師「顧客がいる“商業デザイン”には、必ずどこかに正解があると考えています。
例えば、クライアントから『椅子を作ってください。子どもからお年寄りも使えて、長く座っても腰が痛くならず、多くの人に使ってもらえる椅子』とオーダーがきたとします。そこでバキバキにエッジの効いたデザインで高級な素材を使った50万円の椅子を提案するのはトンチンカンで、正解に向かっていませんよね?
デザインする際は、ヒアリングがとても大切です。ヒアリングは決してクリエイティビティに蓋をするものではありません。予算などさまざまな制約がある中で、どれだけアートな提案ができるかが勝負になってくるのかなと思います。」とメッセージ。
<Digital Design Basics>
次回以降、在校生は、自らのPortfolioサイトを制作していきます。「ポートフォリオ」とは、就活や、フリーランスで仕事を受ける際にチェックされる作品集のこと。
横山講師はデジタル制作の基礎的な設定から業界のワークフローまで、丁寧に教えてくださいました。
全4回と効率的に、デジタルデザインの基礎技術を習得できそうです!
【横山 貴幸さん プロフィール】
株式会社monopo TokyoでArt DirectorとしてWebサイトのUI UX設計、グラフィック制作、アプリのデザイン、映像制作をなど制作全般を行う。
■WORKS
Soda! Communications Inc.
STUDIO MARLMARL
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