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インタビュー
  • ファッション
2013.07.20
キャリアカレッジ 卒業生インタビュー!小澤 由梨さん【バンタンデザイン研究所 キャリアカレッジ ブログ】

今年3月にバンタンデザイン研究所 キャリアカレッジのファッションビジネスコースを修了した小澤 由梨(在校中の旧姓:福山)さんが、修了プレゼンテーションで発表した企画の起業準備をしているとのことで加藤講師に相談しているところを直撃取材しました!

 

 

 

―小澤さんの簡単な自己紹介をお願いします。

小澤:4ヶ月前に、バンタンデザイン研究所 ファッションビジネスのコースを修了した小澤 由梨です。

大学卒業後、アパレルメーカー、広告代理店と経験しました。どちらの業界も生粋のクリエイティブな人々の中にいたので、「自分も世の中に対してもっと感動を発信してみたい。」と思うようになりました。「何の分野で?」と考えた時に、浮かんだのは迷いもなくファッション。その根底にあるのは純粋に「服が好き」っていう想いです。それでファッションビジネスの起業を夢見てバンタンに入学しました。

 

―1年間でまとめた企画書を最終プレゼンテーションで発表する際の規定時間が10分間にも関わらず、40分以上もプレゼンしたという伝説が残っていますが?(笑)

小澤:そうなんです。企画書を75ページ作って、サンプルも5体OEMに発注して制作しましたので、どうしても講評の先生方に聞いて欲しかったんです。確認したら「大丈夫」との返事でしたので、タイムアップの指示を無視してやり続けました。すっごく分厚い資料を渡した瞬間に「うわっ・・」って顔はされましたけど!(笑)

 

加藤講師:ホント、伝説だよね。(笑)私はバンタンの講師歴は結構長く、相当数の企画プレゼンを受けてきたけど、過去最高の出来だったよ。「あそこまでやるかね?」という感じ。完全に学生の域を超えていた(笑)でも40分以上聞けたという事は、企画の内容が良かったからだよ。

 

小澤:加藤先生が「やっちゃえ!」と言ったじゃないですか(笑)でもホント、考えていることをまとめなきゃ、と思うとどんどんページが増えてしまいました。プレゼン前は、他の事が何も手につかない状況でしたね(笑)

 

―今日は加藤講師に相談を?

小澤:そうなんですよ。修了プレゼンの企画を実際に起業しようと、準備をしています。その相談に、授業後の加藤先生を捕まえました。いつも追いかけまわしているので本当に面倒くさい生徒だと思います(笑)

 

 

―どんなビジネスをスタートさせようと考えているの?

小澤:詳しくはきちんと発表出来る時になったらご報告させて頂きますが、バンタンで在籍中に自分の結婚式の準備を進めていたんです。昔からお嫁に行く時はずっと憧れていたVERA WANGのドレスを着て、アメリカの大きなガーデンでやってるティーパーティーみたいに、『可愛くってポップで超ハッピー!!』みたいな感じの結婚式にするって決めていたんですよ。でも日本の結婚式は思い通りにいかない事もまだまだ多くて・・・。そんな理想と現実に葛藤していたら、「これはビジネスに繋がるかも!」っていうビジネスモデルをひらめいちゃったんです。

バンタン修了後の4ヶ月で、今日みたいに、授業後の加藤先生を捕まえて何度か相談して、企画の細部を修正しながらアパレルビジネスや他の可能性も探りながら起業の準備をしています。

 

―具体的にどのような作業を進めているの?

小澤:まずは、実際の販売用のサンプルを5型制作しました。自分もそうなのですが、私くらいの20代後半からもう少し上の世代の女性ってある程度人生のキャリアも積んで、ファッションだってトレンドを経験しているから、コレクションブランドは手が出せないけど、だからといって適当なものも着れないんですよね。そんな世代のツボをつく良い具合のブランドってなかなかないんですよ。だから作っちゃいました!

加藤先生に紹介していただいたOEMに無理を言って、韓国で生地・サンプル縫製をお願いしました。受注後の量産を想定して、仕上がりは綺麗だけど、値段は抑えめに作れる方法を色々と相談していたのですが、WEBサイト用のモデル撮影の3日前に、依頼先からサンプルの納期が間に合わないとの返事が来ました。

あまりに突然の事態で・・・それからが大変でした。加藤先生にまた相談してOBOGの紹介を受けたり、国内のサンプル工場を紹介してもらって依頼をしたり、更にはバンタンで授業をしていただいていたファッションデザイナーの先生にも半泣きで電話したりしました(笑)

撮影スタッフは、現在の仕事先での紹介もあったり、縁あって東京コレクションなどで活躍中のトップヘアメイクの方にも協力して頂きました。モデルに関しては、ブランドを背負ってくれる子を自分の目で確認したかったのでオーディションも行いました。みなさん私の起業に本当に協力的になってくださって、「その恩に答える為にも良いものを作らなきゃ。」っていう想いがより一層強まりましたね。

 

 

 

 

―今後のスケジュールは?

小澤:今年の秋から冬にかけて、HPの開設を目指しています。WEBの制作会社への依頼でもトラブルがありましたが、「この会社だったら長期的な関係を築いていける!」と思えた制作会社に出会えたので、今はそこの会社に決めました。

 

―働きながら一人でできる範囲を超えていますね。それでも自分で全てをやっていくつもりですか?

小澤:現在の会社も11月末に退社の予定です。自分でビジネスをやるというのは全てが手探り状態なので本当に大変ですが、でもその分、充実しています。不安な事だらけですが、それを超えるほどの課題が山積みで、不安を実感できる時間が無いのが本音ですね。(笑)でも一歩前に進めた時の嬉しさは格別です!

心が折れそうになった時もありましたけど、これまでの経験が今を作っていると思っています。自分の抱く夢に直接的につながらないような事も、経験は全て自分の夢の肥やしになるって言い聞かせていますね。

加藤先生はじめ多くのバンタンの先生やたくさんの方に本当にお世話になっていて、その中で常に感じているのは、やっぱり何事も全ての土台は人だという事。だから常に感謝の言葉はきちんと口に出すようにしています。

 

 

 

この後も夜遅くまで加藤先生と様々なビジネス展開の話をしていました。

小澤さんの今後の起業の様子を定期的に追いかけていきます。お楽しみに!

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