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在校生・卒業生・講師紹介

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卒業生紹介

メイクアップアーティスト
松下 里沙子 Risako  Matsushita
PROFILE
慶應義塾大学文学部美学美術史学専攻卒、ITメーカーで営業職を経験したのちに 脱サラしてメイクアップアーティストになる。
働きながらバンタンデザイン研究所のヘアメイクコースを修了した後に、 NYに渡り、フリーランスとして活動をする傍らでMAKE UP FOR EVER ACADEMYに通学し、卒業。
の後はDIANE KENDALをはじめとする著名のメイクアップアーティストのショーチームや撮影アシスタントを経て、独立。現在はアーティストマネジメント事務所のBRYAN BANTRY AGENCY(NY)、perle management(東京)に所属し、 ファッションやビューティの撮影やレッドカーペット、ランウェイなどで活躍中。
  • ファッション&ビューティ
MESSAGE
慶應義塾大学 文学部 美学美術史学専攻卒業後、富士通株式会社に就職し、営業職として働いていました。4年程勤務した頃に今後のキャリアを考えはじめ、自分の好きなことを仕事にしたいと思いました。最初から「メイクアップアーティストになりたい!」と即座にわかっていたわけではなく、長く続けられる仕事で、自分が好きなことはなんだろうと幅広く探していました。その過程で、当時から美容やメイクが好きだったこともあり、お試し感覚でメイクスクールの1日メイク体験に参加したのですが、その時に初めて自分以外の人にメイクをする楽しさを知りました。それがきっかけでメイクアップアーティストに興味を持ちスクールを探し始めました。探していく中で、バンタンは当時の仕事を続けながら通えることや、ヘアメイク以外のコースもあり繋がりを作れること、現役のアーティストから学べるというところに魅力を感じ入学を決めました。


メイクアップアーティストを目指す上で必要な土台を固められた1年間だったなと思います。講師は現役のヘアメイクアップアーティストなので、技術を身に付けるだけでなく実際の現場のお話も聞くことができとても勉強になりましたし、スタジオでプロのフォトグラファーと作品撮りを行う授業は貴重な体験でした。
メイクは本当にちょっとしたディテールが大きな変化をもたらしてくれるのですが、それに気づくのはすごく大変で、これをやったから写真で写った時こんなにきれいに見えるんだ、などとアシスタント時代にすぐ気が付いて吸収できたのは基礎を学んだからだなと感じています。

また、メイクアップアーティストとして活動してはいますが、ヘアも一緒にお願いされる現場も多く、ヘアの技術は本当にバンタンで学んだことが全てです。授業で学んだのは、ブロー、アップヘア、ウェーブ、夜会巻などベーシックなところですが、これをベースにアレンジして対応すれば特に困ることはなかったです。

最近特に思うのは、作り方はどうであれ、求められるものを結果的に作り上げることができればいいと思うんです。これはヘア・メイク両方に共通して言えることですが、絶対こうでなければという正解はないので、基礎を知った上で各々のアーティストが自分が思う最適なテクニックや表現方法を確立していると思います。過程はどうであれ、最終的にお客様やクライアント様が望む形を作れる、ということが非常に重要です。そのための基礎となるテクニックや情報をバンタンで学べたのは、とても良かったと思います。

また、キャリアコースだと年齢層も様々なので、その分色んな髪質・肌質・骨格に対応できるようになりますし、実際仕事をし始めるとショーの時以外に他のメイクさんに会うことはほぼ無いので、情報交換や相談し合える人脈をつくれるのも魅力ですね。

卒業後はもっと経験を積み自信をつけたいと思い、本場ニューヨークに行くことを決め、MAKE UP FOR EVER ACADEMYに半年間通学していました。それと並行しながら作品撮りをしないといけなかったので、片っ端からフォトグラファを探してメールをしまくったり、当時は作品撮り仲間を探すSNSのようなものがあったのですが、そこでチームを探したりして、作品撮りを行っていました。そして、ある程度作品が溜まったタイミングで自分の好きなアーティストがいる事務所にメールを送り、そこからアシスタントを始めました。しばらくはアシスタント業をしながらフリーランスでも仕事をちょっとずつ始めて、最初は無料から始まり、50ドル、100ドルみたいな感じで、本当に徐々に徐々に単価を上げていきました。

当時はとにかくたくさんの人にメイクをする経験が欲しかったので、出張メイクサービスを利用しながら1日7、8人メイクしたりとかしていました。プロのモデルさんは肌がもともと綺麗な方が多いので、綺麗にメイクできて当然ではあるんです。なので、テクニックを磨くという意味では、一般の方10代~70代まで幅広く経験を積めた事の学びは大きかったです。

そして少しずつ大きなショーなどのお仕事もいただけるようになり2017年に独立。現在はアーティストマネジメント事務所・BRYAN BANTRY AGENCY(NY)に所属しており、NYではCOACH, MARC JACOBS, MARNIなどファッションの広告撮影や、Elle, Harper’s Bazaar, Marieclaireといった雑誌の撮影など、主にファッションやビューティの撮影のお仕事をしてきました。

昨年から東京に拠点を移して、東京ではPerle Managementに所属し、ファッション業界での撮影活動を続けつつ、SNSでの発信等を行っています!

これまでの経験から、努力は裏切らない、努力が報われる世界だなと感じています。自分が本気でなりたいと思い情熱を注げば、絶対なれると思うんです。ただ一方で、撮影のメイクアップアーティストは仕事に波があることも多いので、撮影一本だけと固執してしまうと、活動し続けていくことに難しさを感じることもあると思います。私は実際にコロナの時に撮影の仕事が1年くらいなくなってしまい、活動の幅は広く持っておくことが大事だなと実感しました。私も今はSNSや講演会で講師を務めたり活動の幅を広げているのですが、それが撮影の仕事に生きることもありますし、普段とは違う学びを得られることも多いです。仕事にできるか不安な方もいらっしゃると思いますが、皆さんが思っているよりヘアメイクの仕事の幅は広く、身に着けた技術は自分の強い武器になってくれます。個人で発信しやすい今の時代でもあるからこそ、一つ武器ができればそれをどう活かすかは自由に選択していける時代だと思いますので、自分次第で道は切り開くことができると思います。「ヘアメイクアップアーティストになりたい」という強い気持ちがある方は、ぜひ一歩を踏み出して見てください。

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