スクールニュース
HOME > スクールニュース > インタビュー > グラフィックデザインコース在校生 左藤うずらさんが『ILLUSTRATION 2022』に掲載!ご本人インタビュー!
- グラフィック・デザイン・Web
- 2022.03.03
- グラフィックデザインコース在校生 左藤うずらさんが『ILLUSTRATION 2022』に掲載!ご本人インタビュー!
この度、バンタンデザイン研究所 グラフィックデザインコース在学中の左藤うずらさんが『ILLUSTRATION 2022』のイラストレーションの「今」150人に選ばれ、掲載されました!
さっそくご本人にインタビューをさせていただきました!
――『ILLUSTRATION 2022』への掲載おめでとうございます!
ありがとうございます。ご連絡いただいたときは驚きましたがとても嬉しかったです。
――イラストの世界観がとても素敵ですね。普段は何からインスピレーションを受けていますか?
一番影響を受けたのは小さい頃から好きだったハリーポッターですね。舞台となっているイギリスの文化や歴史、風景などの雰囲気も好きで、参考にしています。映画の色彩は特に影響を受けていると思います。
映画は好きで幅広く観るのですが、特にティムバートン監督の作品は世界観が魅力的でよく観ています。
ファッションでもゴシック&ロリータのような雰囲気があるものが好きで、たまに着ています。
――ご自身のイラストで「自分らしさ」とはどのあたりだと思いますか?
外国の伝説や童話、古い建物、実写の映画などからインスピレーションを受けることが多いんです。そういった世界観が好きなので、異国情緒な雰囲気が出ていたら良いなと思っています。
――いつ頃からイラストを描き始めましたか?
小学校低学年頃から、少女漫画誌「ちゃお」を読んでいて、登場人物を真似て描いていました。高学年の頃にはニコニコ動画を見るようになって、ボーカロイドに添えられている初音ミク等のバーチャルキャラクターに憧れて、私もそういう絵を描けるようになりたいなと思いました。中学生になって親に頼んでペンタブを買ってもらったんです。それからはCLIP STUDIO PAINTというアプリを使ってデジタルでイラストを描いています。作風はだんだん変化していきましたね。
――小さな頃からイラストを描いていたのですね!美大や専門学校ではなく、4年制大学に進学されたのは何故ですか?
高校生のときは美大に行きたい気持ちもありましたが、当時は親や先生から大学に進んだほうが良いと反対されて、その時は大学への進学を決めました。人文学系の学部で興味があった文学史や美術史を研究していましたが、それ以外は引き続きイラストを描いている時間が多かったです。結局、絵を描くことを諦められなかったのだと思います。
――大学を卒業した後にバンタンへ再進学されたのですね。
はい。興味があった文学史や美術史について学べて楽しくもありましたが、就職活動の際に私が目指したかった「自分の手を動かして“つくる”」といったクリエイティブ・デザインのお仕事は美大・専門学校の卒業でないと採用が難しいということを目の当たりにし、総合職ではなく専門職を希望していたので再進学を決意しました。今はアルバイトと両立しながらバンタンに通学しています。
――Instagramでは6.7万人(2022年2月現在)のフォロワーがいますが、フォロワーが増えたきっかけは何かありましたか?
緊急事態宣言の中、家にいる時間が増えたので、イラスト制作に多くの時間を費やしていました。その頃は毎日や2日に1回くらいのペースで新しい作品を描いていたので、Instagramでの投稿頻度も増えました。それによって私の作品を目に留めてくれる人が増えたようで、徐々にフォロワーが増えていきました。
――ペンネームの「左藤うずら」の由来は?
小さい頃、うずらの卵が食べ物として好きで。笑 あとは私自身が左利きなので「左」にしました。小学生くらいから自分で本をつくったりしていて、このペンネームだったのでそのまま今も使用しています。
――すでにフリーランスとしてお仕事もされているとか。
Vtuberや歌い手さん、動画クリエイターの方からDMで直接ご連絡いただくようになり、お仕事としてもイラストを描かせていただいています。今回の『ILLUSTRATION 2022』も担当の方から直接ご連絡をいただき掲載いただくことになりました。
――バンタンではグラフィックデザインの勉強をされているのですね?ご入学のきっかけは?
そうなんです。イラストの勉強ができる学校を4つほど見学しにいったのですが、今まで独学ながら自分でイラストを描いてきたものとカリキュラム内容とにあまり変化が感じられずにいました。バンタンの学校説明会へ参加した際に、自身のイラストを強みにしつつ+αでグラフィックデザインを学ぶことで仕事の幅が広がるのでは?と、お話いただき、たしかにその通りだなと。今まで自分にはなかった視点であるグラフィックデザインのスキルも身に付けたいと考えました。現役クリエイターに教えてもらえるというのもありバンタンへ入学を決めました。
――バンタンへ入学されて、授業はいかがですか?
思ったより課題がたくさんあって忙しいですね。しっかり学びたかったのでむしろ良かったです。
校風は自由な雰囲気なのですが、課題の締め切りや制作スケジュール、講師の方からのアドバイスは結構シビアで実際のお仕事を意識できるので勉強になります。今やっているのはブランディングの授業でお店をプロデュースするという課題です。たくさんロゴのアイディアを考えて提出しましたが、全部ボツになりました。笑
現在は、山崎講師、勝田講師、プシュメク講師、渡邉講師といった方々から学んでいます。
どの講師からも学びが多いですが、中でもプシュメク講師の授業はデザインプロセスについて詳しく学べて、論理立ててデザインするのが面白いと感じています。私自身はイラストを独学で描いていて、比較的自由な視点で描くことが多かったので、デザインの仕事となると、こういう考え方とスキルが必要なんだなと制作を通して実感しています。
――クラスメイトや同級生との交流はありますか?
作品プレゼンテーションの際、クラスメイトそれぞれ自分とは全く異なる発想の作品なので、毎回気づきが多いです。たまに「これどうやって作っているの?」と質問して教えてもらったりしています。お互いに様々な視点、考え方、制作手法があるので、刺激しあえる良い仲間です。
――バンタンへの入学を検討されている方がいたら、勧めますか?
はい、勧めます!実はちょうど先日も友人に話していたところです。
やはり現役クリエイターの方々からの授業は学ぶことも多いですし、座学より実践で学ぶスタイルなので体で覚えてちゃんと身になっているなと感じます。美大に通う友人に聞くと座学の授業も多いと聞いたので。また休み時間などちょっとした雑談でも、講師が現在進行形で携わっているお仕事の話などリアルタイムで知れるのは他ではないメリットだと感じています。デザイナーのライフスタイルやデザイン業界での仕事を近くに感じられるのでありがたいです。
――現在は、就職活動に向けてポートフォリオを準備中と聞きました。
はい。イラストもグラフィックデザインもどちらもポートフォリオを作っています。イラスト、デザインなどのジャンルを問わず何かを作ることが好きなので、あまり「これ!」と絞りすぎないように可能性を広く持ちたいと考えています。就職活動を通してご縁があったところへ、デザイナーでもイラストレーターでも、専門職としてものづくりに携わっていくのが目標です。
――これからクリエイティブ・デザイン業界にチャレンジしようと考えている方にメッセージをお願いします!
私自身、一度はクリエイティブ業界を諦めて大学へ進学しましたが、結局やりたかったことに未練を残して我慢するというのは苦しいことでした。今、こうしてバンタンでデザインを学び、自分の好きなことに取り組むことができて、以前より自分らしく生活できているなと思います。
自分が本当にやりたいと思ったことは、周りの人に意見されても諦めず、自分の気持ちに素直に挑戦した方が良いと思えました。一緒に頑張りましょう!
[PROFILE]
左藤 うずら(さとう うずら)
大学卒業後、バンタンデザイン研究所へ再進学。自身のInstagramで作品発表を続けており、フリーランスのイラストレーターとして活動中。『ILLUSTRATION 2022』イラストレーションの「今」150人に選ばれる。
Instagram:https://www.instagram.com/uzrtmgo/
※フォームからご予約の方には、ご予約内容の確認・準備物等のご連絡のためお電話もしくはメールにてご連絡をさせていただきます。