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ニュース&トピックス
2020.03.27
ランジェリーデザインコース 髙橋 嬉依さん インタビュー!

———― 今日はよろしくお願いします。そもそも、ふたつのコースで学ぼうと思ったキッカケはなんでしょうか?

「高校生の時から、ランジェリーを作りたいと思っていました。

調べてみるとランジェリーデザインに特化して学べるスクールをパリと東京に見つけ、出身が静岡なので、パリよりも東京の方が現実的だと思い、東京で唯一ランジェリーデザインが学べるバンタンデザイン研究所キャリアカレッジを選びました。

また、ブランドを展開するなら服飾についても学ぶ方がいいと思い、全日制バンタンデザイン研究所2年制ファッションデザイン学科ファッションデザイン専攻にも通っています。」

 

 

 

 

 

———— 1週間のスケジュールは?

「ランジェリーデザインのクラスは週1日、日曜日だけです。

もう一つのWS2年制ファッションデザイン学科の授業は、水・木・金にあります。

あとは、月・火・土で飲食店でアルバイトをしています。週1日と週3日の授業なので、無理なく両立することができました。」

 

 

 

———— クラスは何名ですか?

「ランジェリーデザイン専攻は20名ほど、ファッションデザイン学科は2クラスあって、1クラス15名ほどです。学生同士も仲が良くて、講師との距離も近いですね。」

 

———— そもそもの質問ですが、なぜご自身のブランドを立ち上げたいのでしょうか?

「私は『漏斗胸(ろうときょう)」という持病があります。生まれた時から骨が歪んでいて、胸の形は左右非対称です。

バンタンデザイン研究所に入学するまでに計4回ほど手術しています。手術は医学的には成功でも、美容の面はほとんど考慮されていません。

手術を終えた後も、痛みはあり、見た目もとても気にしていました。また、下着を選ぶ時、実際に身につける時も悩みはつきません。」

 

 

 

「女性にとって下着は特別なものです。でも、私は市販のものは体型に合わないことがほとんど。なので、試着した中でも比較的マシだと思える下着を選んでいます。

私のように悩んでいる人はきっと大勢いると思うので、乳がん患者さんや、胸の形で悩みを抱えている人にも寄り添えるようなブランドを作りたいです。」

 

 

 

———— そうだったんですね。授業について、具体的に教えてください。

「ファッションデザインコースでは、デッサンを描き、パターン(洋服の設計図)を書いて、生地を選び縫製まで行います。

修了展では、ランジェリーが映えるドレスを作りました。課題も『オリジナルブランドを作り、テーマとコンセプトを決めて服を作る』という課題だったので、自分がやりたいことにもマッチしていましたね。」

 

 

 

「ランジェリーデザインのクラスは、デザイン画を描き工場に発注する仕様書までを書きます。担当してくださった西澤講師はご自身でブランドを展開しているので、一つひとつのアドバイスがとても参考になりました。

また入学して分かったことは、下着を作る工場が少ないという現実。そしてお客様一人ひとりに合わせてパターンを引くと、相当なコストがかかるという点です。

授業を受けたことで知識も増えたので、そのあたりをどう解決していくかを考えたいと思います。」

 

 

 

———— なるほど。先ほどもお話されていた、1年時の集大成イベント「修了展」のファッションショーはいかがでしたか?

「2ヶ月間は作品制作でひたすら大変でしたが(笑)、その分だけ達成感がありました。どれだけデザインが良くても、生地が合っていないとチープに見えてしまうので、デザイン、生地、縫製の全てが良くなければ理想の仕上がりにならないことが分かりました。2年次は、よりリサーチ(下調べ)に時間をかけたいです。」

 

———— 2つの専攻をダブルスクールして、良かったことは?

「物理的には大変でしたが、その分だけレベルは上がったと思います。

ファッションデザインでは、縫製や生地についての理解が深まりました。その知識は、ランジェリーデザインの授業で仕様書を書く時に活かすことができました。

並行して学ぶのは大変ですが、着実にスキルアップしている実感がありましたね。」

 

 

 

 

———— バンタンデザイン研究所を選んで良かったと感じることは?

「とても自由なところ。作りたいものを、思いきり作れる環境があります。プロの講師から直接指導を受けられるので、技術も上がったと思います。

あとは、意識の高い仲間に会えたこともとても良かったです。実は、同じクラスの友だちが、某ブランドで販売予定だったワンピースを120着、破格で仕入れたんです!品質もとても良いので、リメイクして販売する会も実施できるね、と話をしています。彼とは話がとても合うので、アイデアを出しながら準備を進めているところです。」

 

 

 

———— それはいいですね!では、卒業後の目標は?

「アパレル企業に就職して、ブランド運営のノウハウを学んでから独立したいと思っています。いずれは、メイク、ネイル、エステ、ランジェリーを含めて女性の美しさをトータルでスタイリングできるような店舗を作りたいですね。」

 

 

 

———— ありがとうございます。最後に、入学希望者にアドバイスをお願いします。

「日頃から、服飾やランジェリーなど自分の興味のあることについて考えるクセをつけるといいと思います。すると街を歩くだけでも、洋服の生地に目がいったり、歩いている人に似合う下着を想像したりと、自然と目が肥えていくと思います。

考えるクセを習慣にすることと、あとは物理的に休む日をしっかり作ること。どちらも大切です。是非、心がけてみてください。」

 

 

 

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