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インタビュー
  • ファッション
2018.08.07
卒業生ランジェリーブランド『Maimia』POPUPストア訪問&ご本人インタビュー!

 

バンタンデザイン研究所 キャリアカレッジの卒業生である神成 舞さんによる

 

この春デビューしたランジェリーブランド『Maimia(マイミア)』が初のPOPUP STOREを開催しました!

 

お店に訪問したときのレポートをお届けします!

 

 

 

今回、POPUP STOREが開催されたのは、

 

世界中からセレクトされたハイエンドなランジェリーの揃うランジェリーショップ il Felino(イルフェリーノ)神宮前。

 

 

 

 

 

入口を入るとすぐに『Maimia(マイミア)』ブースがありました!

 

通常はオンラインストアのみの展開なので、実際に手に取って試着していただける機会ですね。

 

Maimiaブース

 

 

お店に到着するとウェルカムドリンクのジンジャーエールをいただきながら、

 

優雅な気持ちでじっくり吟味すること1時間・・・。

 

ランジェリー専門店なのでスタッフの方に正しくフィッティングをしていただきながらサイズ感やシルエットを選び、

 

結局すべての型を試着した末に自分に合う形を選び、購入させていただきました!

 

 

 ▲Marrakech collectionのブランドタグ3

 

 

ランジェリーはもちろんのこと、ブランドタグや包み紙にいたるまで細部にこだわって作られていて、

 

上品なブランドの世界観が伝わってきます。

 

自分へのご褒美として少しずつ買い足していきたいですね。

 

 

 

 

そんな素敵なオリジナルブランドを立ち上げた神成さんに、インタビューをさせていただきました!

 

 

 

 

■もともとのお仕事は?

 

ブランドを始める前は、フランス系の服飾専門学校で、教師と学生の間の通訳をしていました。

 

■ランジェリーデザインに興味をもったのはいつ頃?本格的に意識し出したきっかけは?

 

ファッションデザイン自体は小さい頃から興味があり、物心ついてからはランジェリーが特に好きでした。ファッションの専門学校で、日々デザインの授業を通訳しているうちに、単純に自分もやってみたいと思ったのが始まりです。そこでバンタンのランジェリーコースを受講することを決めました。

 

自分でものづくりするとか、ブランドを立ち上げるとか、仕事にしようと意識し始めたのは、ランジェリーコースの終盤でした。

 

 

 

■バンタンへの入学にあたって不安はありましたか?

 

ランジェリーについて学びたいと思ってバンタンのコースの存在を知ったのが、コース開始直前だったので、あまり迷う時間もなくて。

 

ただ、日曜日のコースなので、今までのライフスタイルをキープするのは無理だなと思い、家族や恋人、友達に相談しました。そうしたら、ありがたいことに、全員賛成してくれました。特に仲のいい友達は、今やらない意味がないって、全力で背中を押してくれて。感謝です。

 

 

 

続いて、バンタンの授業や通学について。

 

 

■クラスの雰囲気は?

 

受講前は、自分と同じようなテイストを持った、似たような女の子が多いのかなと思っていたので、最初の授業で様々なスタイルのクラスメイトに出会えたのはとてもいい驚きでした。自分が見ていたランジェリーの世界がどのくらい狭いものだったか、ハッとさせられました。

 

先生もクラスもふんわりした雰囲気で楽しく、4時間の授業もいつもあっという間に終わってしまいました。

 

 

 

■課題はどんなものが出ますか?

 

コースの最終課題は、仮定のブランドを製作していく上でのブランディングマップと呼ばれる資料と、それに挿入するかたちでのデザイン画と平面図です。提出物はデータですが、それよりも、ブランドのコンセプトからターゲット、市場でのポジショニング、製品となるランジェリーに至るまでの一貫したストーリーをつくるという部分がメインです。

 

 

■仕事との両立はいかがでしたか?

 

私の場合、職場がファッションの学校だったので、そのあたりはとても恵まれていました。ランジェリーデザインも、基本はファッションデザインと同じように進めるので、仕事しながら学んだ部分も多かったです。ウィークデーにインプットして、ウィークエンドの授業でアウトプットする感じでした。

 

 

■卒業後、特に役立ったと思うことは何ですか?

 

ランジェリー・下着は、一般のアパレルと違い、資材の多さや生産までのプロセスの長さがネックです。そういった製造過程に関しての知見を授業で得られたことが一番役立ちました。

 

 

 

■修得が難しかったスキルはありますか?

 

デザイン画に関しては、日々の練習の積み重ねが必要だと思います。仕事にしてからはゆっくりデザイン画を描く時間もないのですが、デザインを伝えるために一番重要なものなので、これからも練習は続けたいです。

 

イラストレーターでの平面図作成は、一見難しそうですが慣れるとすぐできるので心配しなくていいと思います。

 

 

 

そして、卒業後からブランド立ち上げまで。

 

 

■卒業後(~ブランドデビューまで)はどのような活動を?

 

1年半ほど、こつこつと生産の準備をしていました。一緒にお仕事してくださる工場さんや資材メーカーさん、染工場さんなどにアプローチしたり、ブランドのコンセプトやコレクションのテーマを明確にしたり、ただひたすらデザイン画を描いたり。仕事が終わってからの時間と、週末などに作業を進めていました。

 

 

 

■ブランド立ち上げにあたり苦労した点はありますか?

 

数え切れないくらいの壁がありましたが、今でも苦労していることとしては、下着業界に関してのリサーチや資料がかなり限られていることでしょうか。

 

単純に、一般のアパレルに比べ、どんな女性がどういった下着に興味があって、どこでどんなものを買うのか、明確な分析がしづらく、未知数が高いです。私は下着業界で働いたことがなかったので、そのあたりに関してまだまだ勉強していかないといけないと思っています。

 

 

 

■『Maimia』はどのようなブランドですか?

 

 Maimiaは、ファッションや美しさに対する感度の高い女性が、日常的に着たくなるようなランジェリーブランドを目指しています。私自身インポートのランジェリーが大好きなのですが、サイズ感や着心地で満足できるものにあまり出会えなくて。特にブラは、トップが透けたり、ペタンとしてしまったりと日常使いでは難しいものも多いですよね。

 

そのあたりを全て解決して、今のムードのファッションに合って、日本の女性のボディラインを綺麗に見せてくれるような、軽くて着心地のいいランジェリーをつくりました。

 

自分の名前をブランド名に入れたのは、今さらになって少し恥ずかしいのですが、美しいものをつくり続けていくための覚悟でもあります。

 

 

 

■今後のブランド展開など目標は?

「ブランド」として確立するためには、商品だけではなくて、提案する価値観やライフスタイルに共感してもらうことが一番重要だと思っています。Maimiaの「裸のあなたと服を着たあなたの間の、もう1人のあなたをインスパイアしたい」というブランドメッセージの通り、1人でも多くの女性のプライベートな時間をインスパイアできたらいいなと思っています。

 

 

 

■これから学んでみようか迷っている方へメッセージをお願いします!

ランジェリーの世界は思っているよりも奥が深いです。趣味の幅を広げようとしている方も、いずれ仕事にしたいと思っている方も、専門知識を身につけることで、今考えていることの先の展開が見えてくると思います。いいタイミングでチャンスを掴んでくださいね!

 

 

 

▲店頭に立つ神成 舞さん

 

 

PROFILE

神成 舞(かんなり まい)さん

1990329日生まれ。

4年制大学を卒業後~フランス文学修士課程修了〜服飾専門学校にて通訳に従事。

201510月 バンタンデザイン研究所 キャリアカレッジ ランジェリーデザインコース入学

20169月 バンタンデザイン研究所 キャリアカレッジ ランジェリーデザインコース卒業

20184月 ランジェリーブランド『Maimia』 Marrakech Collectionを発表

次回コレクションの発表に向けて準備中。

 

 

そして今回、POPUP STORE2弾が決定しました!

 

 

 

Maimiaポップアップストア@ Lienge(リアンジェ 神宮前)」

・期間:8/19 (Sun)~ 8/25 (Sat)11:30~ 19:30

・場所:Lienge / リアンジェ 神宮前

150-0001 東京都渋谷区神宮前1-15-1 ビア原宿(原宿駅竹下口より徒歩4分)

POPUP STOREページ: https://www.maimia.jp/popupstore

・店舗Website:  http://lienge.com

 

 

前回行きそびれてしまった方は、ぜひこの機会にリベンジしてくださいね!

 

今後の『Maimia』に乞うご期待ください!

 

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