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インタビュー
  • ヘアメイク
2016.08.27
ヘアメイク学部卒業生 高野 碧さんインタビュー

卒業生インタビュー~キャリアカレッジ ヘアメイクコース~

20163月に卒業したばかりのヘアメイクコース卒業生 高野 碧(たかの みどり)さんのインタビューをお届けします。

 

■もともとのお仕事は?

大学を卒業して、化粧品会社で3年間働きました。美容室に向けての部署で、ヘアケア・スキンケア・メイク用品などを扱っていました。

 

■バンタンに入学したきっかけは?

実は父が制作ディレクターをしていたこともあって、ずっとメディア業界に行きたかったんです。何かひとつのものを作り上げる事に興味があって大学はメディア系の学部でした。メディアの中でもメイクで制作の一部に携われればなと思って。3年間仕事を続けてきて、さらに一歩キャリアアップ出来る方法を探していました。

大学時代は恵比寿でバイトをしていた事があったのでバンタンの存在は知っていました。まずは、ガイダンスに参加して、カリキュラムや入学前の事前授業などを聞いてこういう環境はなかなか無いなと思いましたし、学校の雰囲気も「デザイン・クリエイティブの学校」という感じで。他の学校もいくつか調べましたけど、内容も私が求めていたものだったのでバンタンにほぼ即決でした。

 

■バンタンの授業はどうでしたか?

メイクアップをNAGISAさん、ヘアを高木政美さんから学んでいました。

今まで、あんなに真剣に怒られることって滅多にないというくらい怒られた事もあります。

特に「物事を円滑に進めるための準備や心構え」に関しては、とても厳しく教えていただきました。課題や授業前後の準備の大切さは、仕事においても同じことで、「撮影現場」だけが仕事では無く前後の準備・フォローの大切さを実感しています。反対に、課題の優秀者など褒めるところはしっかり褒めてくれた事がとても刺激になりました。自信にもつながりましたね。

また「美意識を保つ」という事を常に言われていました。自分自身はもちろんですが、道具の手入れの仕方などにも美意識をもたないと仕事にも影響するので自分でも意識するようになりました。

 

―楽しかったことは?

セッションワーク(※他クラスとの合同制作)です。フォトグラフィ・スタイリスト・グラフィックなど他のクリエイティブを学んでいる同期の学生と一緒に作品をつくりあげるのはとても楽しかったです。実際の仕事の「疑似体験」というか、仕事そのままの流れでもあるので、楽しいと同時に学びにもつながりました。ポートフォリオとしてそれぞれの作品として活用できるのは役立ちました。今でもそのメンバーでスタジオを借りて作品撮りをしています。

 

―大変だったことは?

「スケジュール管理」です。やはり仕事と両立しながら通うのは想像以上に大変でしたね。でも目の前の講師や仲間たちと「目指すものがある」という事が自分を支えてくれた気がします。年に2回撮影実習があるのですが、それに向けての準備は特に大変だった記憶があります。課題などもきちんとやるためには時間も確保しないといけない訳ですが、実際の仕事においても、撮影日の前後でしっかりと準備をして、滞り無く撮影本番を終了して空いている時間に自分の作品をつくっていく・・・と時間の使い方は大変なので、それは同じだと思います。

 

―課題はどんなものが出ますか?

その日にやったメイク画を描いてくる事が多かったです。そこに文章でコメントも残しておいて、後で見て振り返った時にも思い返せるようにしています。意外と忘れているポイントなども多いので、今でも思い出すのに役立っています。

 

■修得が難しかったスキルは?

一番は「ベースメイク」ですね。ポイントメイクも難しいのですが、一通り学んだ上で考えてみると、やっぱりベースって大事だなと感じます。人によって水分量など肌のコンディションって違うし、同じアイテムを使っても人によって見え方が違います。また撮影の際に写真のフィルターを通して見た時にキレイに見えているか、表現できているかが一番難しいです。

 

 

■学ぶうえでアドバイスなどありますか?

私のコースは週1回通学で9:3013:20までの4時間の授業だったのですが、今思うと午後の時間をもっと自習など有効活用しておけば良かったなと思います。1年間と聞くと長いように感じますが、実際は週14時間というのはトータルで考えるととても短いです。反復練習をすればするほどスキルは身につくので、そういった午後の時間や家でも自習の時間をとればよかったと思います。またバンタンは授業以外で作品撮りなどの機会も多くあるので、積極的に参加したり、自分発信で色々取り組めるので、そういう環境をフル活用する事をオススメします。

 

NAGISAさんからアシスタント採用の声がかかったときはどう思いましたか?

アシスタント経験は絶対必要だと思っていたので嬉しかったです!ただ、正直不安もありました。もともと社会人で安定したお給料ももらっていたし、ボーナスもあったし、年齢的にもそれをゼロからスタートするというのはとても勇気が必要でした。NAGISAさんは1年間面倒を見てくださった講師という信頼もありましたし、NAGISAさんのWORKSも大好きだったので、声をかけていただいた事はチャンスだと思い、頑張ろうと決めました。

 

■現在のお仕事内容は?

主にNAGISAさんのアシスタント業務です。

撮影現場に同行して、メイク道具のセッティングやメイクアップ中のサポートなどを行います。ただNAGISAさんからは「アシスタントだと思わないで」と言われます。一人前としての意識をもって仕事に携わるべきという意味なのですが、時間の使い方など常に「自分だったらどうするか」と考えながら行動することが大切だと実感します。

仕事の合間は、作品撮りをしながら自分のBOOK制作に時間を使っています。

 

■大変なことは?

一番大変なのはスケジュール調整です。

前日に仕事が入る事もあるので、急な案件にも柔軟に対応する必要があります。学校でも学んだ事ですが、この世界は時間を上手に使うことが、キャリアアップの一歩だと思います。

 

■ヘアメイク業界に入って、思ってたより○だった!ということは?

練習ではうまくいっていたのにフォトグラファーさんに撮っていただくと、微妙にイメージが違うという事があり、そこは経験不足を感じるところです。撮影は、もっと学生時代にやっておけばよかったなとも思いますね。実際の撮影現場では欲しい1枚の「画」をつくるために撮影チームが一丸となって動きます。正直、笑っている暇なんてないくらい。わかってはいましたけど、ヘアメイク・フォトグラファーやスタイリストなどクリエイターの方々の真剣さを感じて、毎度背筋が伸びます。

 

■初仕事はどのような内容でしたか?

バンタンつながりで知り合ったアートディレクターさんからいただいたお仕事で、CDジャケット撮影のヘアメイクのお仕事でした。それが自分の名前での初仕事になります。今後もお声をかけていただければ積極的にやっていきたいと思っています。

 

■これからの目標は?

将来はファションやビューティーの分野で広告など活躍できるアーティストになりたいと思っています。まだまだアシスタントも始めたばかりなのですが・・・頑張りたいですね。

 

■ヘアメイク業界に向いているのはどんな人?

コミュニケーション力は本当に大切です。クライアントをはじめ、スタイリストやフォトグラファー、モデルとも円滑なコミュニケーションがあってこそ良い作品へとつながるので、明るくコミュケーションをとれる人は向いていると思います。地道なお仕事でもあるので忍耐力は必要かなって思います。

 

■これからバンタンに入学する方へメッセージをください!

大変な事もたくさんあるけど、自分が携わった仕事が世の中に出た時はやはり嬉しいです。

夢があるなら是非チャレンジしてみて、実現に向けて頑張って欲しいと思います!

PROFILE

高野 碧 (たかの みどり)さん

1989年生まれ

4年制大学を卒業後、3年間化粧品会社でインストラクターとして従事。

20154月 バンタンデザイン研究所 キャリアカレッジ ヘアメイクコース入学

20163月 バンタンデザイン研究所 キャリアカレッジ ヘアメイクコース卒業

20164月 W所属NAGISA氏に師事

 

現在アシスタントをしながら自身でもヘアメイクアップアーティストとして活躍中

 

これからの活躍が楽しみですね!

ありがとうございました!!

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