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- 2015.08.17
- 下北沢の歴史ある古民家を活性化させる『柳澤邸プロジェクト』予選審査会レポート!【バンタンデザイン研究所 キャリアカレッジ ブログ】
ファッションの街、下北沢からほど近い場所にある「柳澤邸」。
昭和26年に建てられた民芸風の民家で国の登録有形文化財の指定も受けている貴重な建物です。
| 一般財団法人 柳澤君枝 文化財団
http://www.y-kimie.jp/yanagisawa.html
この柳澤邸の保存と利用促進を目指したコラボレーションプロジェクトが『柳澤邸プロジェクト』の目的。
具体的にはキャリアカレッジ デザイン系コースの学生たちが社会貢献とビジネス的な視点からビジネス企画やロゴ、販売するTシャツなどを考案するというものです。
2015年10月3日にプレゼン本番が行われますが、この日はその予選として10名の学生が、柳澤君江文化財団、世田谷トラストまちづくり、下北沢大学などの関係者の前でプレゼンを開催!!
それぞれ練った企画を持ち込み、少し緊張した面持ちで集まった学生たち。
ホワイトボードとプロジェクターを使いながらプレゼンを行いました。
トップバッターの中川さんは『アクティビティハウス柳澤邸』と題して、外国人観光客をターゲットとした文化体験ができる場所を提案!
書道や華道、茶道や座禅など日本文化が体験できる場として外国人観光客を誘致する戦略を次々と披露しました。
続く下平さんは『TEIEN YANAGISAWA』として、東京の真ん中に残る自然をフューチャー♪
下北沢のフラワーショップと組みワークショップを開くなど、地元の人たちを巻き込むプロジェクトを立案してくれました。
また、SNS世代に向けてフォトスポットを作るなどして話題性を生み出す提案も!
学生ならではの考えに関係者の方々がメモを取る姿も見られました。
そして、三番目に登場した手塚さんは音と文字をコンセプトにした「静穏の異空間茶屋」を企画。
手塚さんの「今日、一番印象的だった音は何ですか?」の問いかけに頭をひねる学生たち。
生活音に埋もれて印象的な音を拾えない現代の中で音を大事にしようと、柳澤邸の中では私語厳禁&筆談でお茶を楽しむという斬新な企画!!
これには関係者からも「おーっ」というざわめきが。
やはりインパクトのある企画がみなさんの頭に残るよう!
「“古民家“だけでは人を呼べない」と柳澤邸の問題点をあげ、それを解決する提案を行う学生や、子どもやお年寄りが集まる世代を超えた地域交流の場にしたり、2020年の東京オリンピックに向けて外国人観光客の宿泊施設にしたりするなど、さまざまな発想が飛び出てきました。
また、ロゴやTシャツのデザインも工夫されていて、思わず「欲しい!」と言ってしまうようなかわいいものがズラリ!
プレゼンを終えた学生は「緊張した」「ちょっと震えちゃいました!」と言いながらもやりきった表情を見せてくれました。
この後もプレゼンは続きました。
ここから、未来のビックプロジェクトに携わる学生が出てくるなんてワクワクしちゃいますね!
10月の審査会が楽しみです。
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