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インタビュー
  • グラフィック・デザイン・Web
2020.03.17
産学協同実績レポート!~グラフィックデザインコース修了 石井佳乃子さんが、幻冬舎メディアコンサルティング様ヘルスケア書籍のブックデザインを担当!~

産学協同プロジェクトとは、学生のうちから実際の企業案件を経験できる取り組みです。ポートフォリオに学校課題のみならず実際に世の中に露出した実績を掲載できるチャンスです。

 

今回は、株式会社幻冬舎デザインプロ様よりビジネス書・実用書から小説、絵本、詩集など様々なジャンルのブックデザイン制作を学生デザイナーとしてプロの現場を経験いただける機会をいただき、グラフィックデザインコースを修了した石井佳乃子さんがブックデザインを手掛けた書籍『110歳まで元気に生きる!実験オタクなドクターに学ぶ 健康長寿のウソ・ホント』が発売されました!

 

株式会社幻冬舎デザインプロ 代表取締役社長・坂本洋介様と石井佳乃子さんのインタビューをお届けします。

 

【株式会社幻冬舎デザインプロ 代表取締役社長 坂本 洋介様インタビュー】

 

――学生にデザインを依頼いただくうえで、参加者にどんなことを期待していましたか?

「私たちの想像をこえてくるような、熱量の高い作品が生まれたらいいなと期待していました。こちらも、詳細なオリエンテーションとディレクションを行い、制作の為のアイディアの種や下敷きをひくことを心がけてきました。学生さんとのコミュニケーションを全てLINEにしているのもその為です。」

 

 

 

 

――今まで数多くの出版物を手掛けてこられたと思いますが、石川さんの作品をご覧になって出来栄えはいかがですか?

「大満足しています。石井さんの場合は、ポートフォリオや説明会の段階からセンスも良く、熱量があることが感じられました。頭も柔らかいですし、この方となら良いものが作れそうだなと思いご依頼しました。コミュニケーションも最初からとても丁寧だったな、という印象です。こちらの質問に対するレスポンスの早さも素晴らしかったです。理解されるのも早くて、とても頼もしい印象でした。」

 

 

 

 

 

――ブックデザインは出版物の販売部数などに影響してきますか?

「ジャケ買いみたいなことも当然ありますし読者ターゲットを分析して、そこを惹きつける表現をすることで、デザインが販売部数を左右することはありますね。

今回ご依頼したのは、著者がドクターで、健康にまつわる説を自ら実際に試して検証した結果を医学的な根拠を踏まえて紹介する本で、断食をしたり10日間暗室生活をしたりととても特徴のある内容でした。他と差別化する為にも、オリジナルなカバーデザインにしたかったんです。とはいえ、最初から方向性が決まっていた訳ではなく、学生さんとやり取りしていく中で段々と決まっていきました。

 

僕たちは、本を作る時に、テーマとターゲットとゴールを明確にセグメントしています。今回の本は、40代以上の男女で、健康に興味関心がある人たちに向けていました。そういう方たちが手に取りたくなる表紙で、かつ独自性を打ち出せるものが理想でした。」

 

――これからデザイン業界を目指す学生へメッセージをお願いします。

「既存デザイナーたちの提案だけでは時代の移り変わりのスピードにはついていくのは難しいでしょう。個人的には、デザインやアートを学んでいる人たちの新しい感性を入れていけば新しいものができ、それが結果的に差別化につながると信じています。

学生の皆さんは、興味、感心、好奇心を失わずに、色々なデザインを見てください。自分のデザイン領域だけではなく様々なジャンルで膨大な量を見た方がいい。引き出しはあればあるほどいいです。私たちがディレクションをするので思いきりチャレンジしていってください。バンタンデザイン研究所 キャリアカレッジの皆さんの熱量と意欲に期待しています。」

 

 

【石井佳乃子さんインタビュー】

――株式会社幻冬舎デザインプロさんのブックデザイン制作への参加について

――参加しようと思ったきっかけは?

 

「もともと本が大好きでした。大学の授業で装丁を学び、興味を持ちました。今回の幻冬舎デザインプロさんの産学協同プロジェクトに参加したくて、バンタンデザイン研究所キャリアカレッジに入学しました。前期で制作した作品と自主制作をポートフォリオ(作品集)として提出し、選抜いただきオリエンテーションに参加させていただきました。」

 

 

 

 

――実際にデザイン制作に取り組んでみていかがでしたか?

「書籍についての説明もそうですし、デザインのご要望も分かりやすくて進めやすかったです。

やり取りがLINEだったので、コミュニケーションも円滑に取る事ができました。分からないことも、すぐに聞けるので安心感がありました。

ラフ(下書き)が送られてきたときに、イラストは、二頭身の『ハイスクール!奇面組』みたいなイメージですと言われたのですが、私はその作品を知らなくって(笑)いろいろと教えていただきました。イラストレーターとしてもう1人の美大生の方と一緒に、約1ヶ月で完成させたので、実際の現場に近いスピード感なのかな?と感じました。」

 

 

――作品のポイントは?

「特にこだわったのは、フォントですね。最初提案したものよりも『ポップなものがいい』というフィードバックだったので、より丸みのある可愛いフォントにしました。テーマが健康・ヘルスケアだったのですが、今までそういったテーマの書籍をあまり手に取ったこともなかったので、実際に書店に足を運び、本を研究しました。」

 

 

――実際に出来上がった書籍をご覧になっての感想は?

「書店に自分がデザインを手がけた本が並ぶなんて、感無量です!図書館に入ったりするのは、未だ実感が湧きませんがとても嬉しいです。」

 

 

 

 

――バンタンデザイン研究所 キャリアカレッジについて

――デザイン・クリエイティブに興味をもち学校を検討したきっかけは?

「日本大学芸術学部に在籍中で、就活までに、技術力を完璧にしたいと思ったのが理由です。成長スピードが早そうだなと思って、資料を取り寄せました。100%現役のプロ講師に教えてもらえることと、今回の幻冬舎デザインプロさんの産学協同プログラムがあるので、最初からバンタンデザイン研究所が第一志望でした。」

 

 

――ダブルスクールしてみて、大学との両立は大変でしたか?

「平日は大学、土日がバンタンと重複しないので通いやすかったです。好きで始めたことなので、大変だとは感じませんでした。大学の授業が、火、水、木、金であったので、それ以外の時間にバンタンデザイン研究所キャリアカレッジの宿題をするようにしていました。幸い、木曜と金曜は大学の授業が1コマしかなかったので、時間を有効に使えたと思います。午前中は大学のレポート課題で、午後はバンタンの課題という感じで配分していました。アルバイトはしていないので、時間を捻出しやすかったと思います。」

 

 

――クラスの雰囲気や過ごし方はいかがでしたか?

「クラスメイトは20名程度なので、和気あいあいとしていました。丁度良い距離感だったと感じます。勝田講師はとてもフレンドリーで、何でも相談できる方です。常に課題が出ているので、先延ばしにしないことを心がけていました。」

 

――卒業後について

――将来の夢・目標を教えて下さい。

「装丁をしていきたいです。在学中からデザイナーのお仕事を経験することで、基盤ができたと感じています。今回の作品はポートフォリオにも入れられますし、自信に繋がりました。

幻冬舎デザインプロさんとのお仕事をさせていただき、もし次の依頼をいただけたら次回はこういうことに挑戦したいというアイディアも生まれました。今後は、美容本やアイドル本なども守備範囲にしていきたいです。」

 

 

――これからデザイン業界を目指そうとしている方や・学びを検討している方へメッセージをお願いします。

「バンタンデザイン研究所キャリアカレッジは、カリキュラムも実践的だし、講師との距離も近いです。アドバイスとしては、課題は先延ばしにせず早めに進めるのがオススメです。一回一回の授業にきちんと取り組んでいけば、ビジネスレベルで通用するスキルが身に付くと思います。頑張ってください!」

 

 

 

学生のうちから実績を積んでいくことで、就活で必須のポートフォリオにも実績を掲載できますし、即戦力としての活躍も大いに期待できます。

たくさんの学生にどんどんチャレンジしていただきたいですね!

今回のような機会をいただき、株式会社幻冬舎デザインプロ様ありがとうございました。

 

 

 

 

【協力企業】

株式会社幻冬舎デザインプロ

 

【卒業生情報】

石井佳乃子(いしい かのこ)

日本大学芸術学部在学中にバンタンデザイン研究所 キャリアカレッジ・グラフィックデザインコースを

ダブルスクール通学。

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