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インタビュー
  • 映画映像
2016.11.22
映画映像ディレクターコース在校生 日高 雅之さんインタビュー!

入学して半年程が経った、映画・映像ディレクターコース在校生 日高 雅之(ひたか まさゆき)さんのインタビューをお届けします!

 

■バンタンに入学したきっかけは?

漫画家になりたくて大分から上京して、現在漫画や声優・アニメーターなどの学部がある専門学校に通っています。ただ、漫画家って就職の概念がないので不安もあり・・・せっかく上京してきたので少なからず就職という視野ももって学生生活を過ごしたいなと思っていました。そこで思いついたのが映像業界です。好きな漫画やアニメなどとも携わる機会がある業界だと思いました。はじめは専門学校に通いながら専門学校って無理なんじゃないかな・・・と心配もあったのですが、どちらもものづくりという点で共通しているし、影響し合いながら通う事ができるという事に気づき、バンタンで週1回学ぶ事にしました。

 

■「漫画」がきっかけだったのですね。

はい。少年誌はだいたい読んでいました。一番好きなのは「ナルト」なんですけど、自分自身が野球をやっていたこともあり「ダイヤのA(エース)」、「MAJOR(メジャー)」など野球漫画も好きです。漫画でも映像でもこういう作品に携わっていきたいと思います。

 

▲「筆跡」より

 

Wスクールにあたって2つの勉強の両立は大変でしたか?

前半は漫画の専門学校でもバンタンでも課題が出るのでこなすので精一杯で・・・正直、死にそう!と思いました。やっと慣れてきて、ライフスタイルのバランスが取れるようになりました。

 

■特に印象に残った授業はありますか?

実際にスタジオに入ってカメラを触って撮影する授業が楽しかったです。

照明がめちゃくちゃ難しかったですけど。笑

 

■授業ではどんな課題がでるのですか?

指定のPV7本程見て、コンセプトやログラインなど自身で分析をしてくるという課題で、サカナクションの「アルクアラウンド」や椎名林檎の「ギブス」や洋楽だとMLFAOPARTY ROCK ANTHEM」など幅広い作品がお題として出ました。その後授業の中で先生に解説・講評をしていただくのですが、5分程の映像の中に自分では気づかなかったようなとても深い意味や演出意図が取り入れられているんだなと発見がありました。課題は大変でしたが、映像をつくる側の視点が知れたので良かったと思います。

あとは、1015分程度の内容で脚本を描いてくる課題で、今回、自分の作品がクラスの中で選ばれて監督として携わる事ができました。

 

▲「筆跡」より

 

■制作した作品についてエピソードなどあれば教えてください。

思った以上に良い評価をいただいてびっくりしましたし、選ばれた時は嬉しかったです。

先生に自分の経験が一番作品に投影できると教えていただいたので、自分自身をモデルにして、田舎から漫画家を目指して上京する少年のストーリーを描きました。当時の自分の思いとか決意とか諸々の心情を盛り込んだ「筆跡」という作品です。

 

一通りやってみて、やっぱり難しいと思いました。はじめに考えていたカットも、いざ撮影してみると違うなと感じて直したり、屋外ロケの日が1日中雨だったのですが、キャストのスケジュールはその日しか合わなかったので、

「雨の日」という設定に変えて撮影したりとハプニング続きでした。雨の音を消すのがめちゃくちゃ大変で、雨の音でセリフが消えないように調整が必要になってしまって音声や編集を頼むクラスメイトには悪いなーと思いながら撮影していましたね。

 

あとは課題で出ていた15分には収まらなくて、つい先日まで編集をしていたのですがやっと26分くらいまで縮めました。尺の調整は本当にコンマ何秒の世界なので・・・すごく大変でしたね。

 

▲「筆跡」より

 

■漫画と映像、どちらも経験して感じた事はありますか?

漫画と映像ではカット(コマ)割の感覚が少し違うなと感じています。漫画ではポンポン場面が変わるのは動きがあって面白いんですけど、同じ感じで映像の場面転換をしてしまうと、目まぐるしすぎて逆に見づらくなってしまったりします。「見せ方」が全然違う。映像はある程度長めに撮らないときちんと情報が入ってこないんです。見る側の気持ちやわかりやすさをきちんと踏まえて作品づくりをする事が大切だと思いました。

 

■今後のイメージは?

後期はもう少し短い尺の作品をたくさん作りたいと思っています。音楽も好きなのでPV作りたいです!

そして将来は自分の企画を採用してもらえるようなクリエイターになりたいです。映像だとPVに一番興味がありますが、ストーリーやアイディアを考えるのが好きなので、活かせる仕事がいいなと思っています。

 

■映像業界に向いているのはどんな人?

作った作品の上映会で先生から講評もいただいたのですが、技術面はもちろんある程度必要だけれど「映像が好き!」という情熱がやっぱり一番大切で、情熱があれば少しくらい技術が足りなくてもメッセージは伝わるとお話いただきました。映像を見たときにもそういう熱量は不思議と伝わってくるので、当たり前ですが「好き」という気持ちが一番だと思います!

 

■これからバンタンに入学する方へメッセージをください!

入学前は僕も不安があったのですが、色んな人と出会って刺激を受けて今は毎日楽しいです。自分の意見や考えを表に出すのも最初は怖いんですけど、ちゃんと受け止めてくれてアドバイスをくれる環境なので、一緒に頑張りましょう!

 

漫画と映像どちらも学ぶことで、表現の幅が広がりますね!

日高さんの今後が楽しみです。

ありがとうございました!

 

 

PROFILE

日高  雅之(ひたか まさゆき)さん

1995年生まれ

20164月 バンタンデザイン研究所 キャリアカレッジ 映画映像ディレクターコース入学

 

201611月現在 漫画専門学校とWスクールで週1回 映画映像ディレクターコース「応用コース」に在籍

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