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在校生・卒業生・講師紹介

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卒業生紹介

ジオメトリー・オグルヴィ・ジャパン合同会社 アソシエイト クリエイティブ ディレクター
田中 麻絵 Asae Tanaka
PROFILE
2011年バンタンデザイン研究所キャリアカレッジ グラフィックデザインコース修了。
修了年度に世界3大広告代理店WPPグループのOgilvy & Mather(オグルヴィ&メイザー)ドイツオフィスに有給インターンとして採用される。
2012年、アートディレクター兼、カメラマンとして携わった広告が「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」にてブロンズ賞を、2013年には同フェスティバルでシルバー賞を受賞。
2014年、サッカードイツ代表メスト・エジル選手ロゴデザインをはじめ、コカ・コーラのワールドプロジェクトのアートディレクターも経験。『サッカードイツ代表メスト・エジル選手 ロゴデザイン』は、世界3大広告賞の一つ「O n e S h ow(ワンショー)」デザイン部門で"Merit"賞を受賞。帰国後、TBWA\Hakuhodoアートディレクターを経て、現在はジオメトリー・オグルヴィ・ジャパン合同会社にてアソシエイト クリエイティブ ディレクターとして活躍中。
  • デザイン&フォトグラフィ
MESSAGE
入学してからの1年間は、毎日が時間との戦いでした。学校で学べるのは週1回、しかもたったの1年間。アルバイトは朝に詰め込んで、それ以外の時間は全てデザインに捧げるという生活を送っていました。限られた期間の中で学び切るには、デザインについて考える時間を常にオンにしておくということがすごく大切で、美術館に行ったり、本屋さんで雑誌を読み漁ったり、授業や作品の制作以外にもできることは全てやってきたと思います。

そんな忙しい日々の中でも、バンタンはいつも私にとってあたたかく大切な居場所でした。就職が決まったとか、デザイナーになれたということももちろん重要ですが、一生ものの戦友や恩師に出会えたということが、この学校で得たものの中で最も大きなものだったと強く感じています。苦しい時や迷った時に周りを見渡せばいつも、どんなことも受け止めて背中を押してくれる先生方や、自分よりもっと努力している仲間がいて、そういった存在にいつも突き動かされていました。特に、プロのデザイナーの方々が先生として私たち生徒に本気でぶつかってくれたことは、本当に励みになりました。

当時先生からいただいた言葉は、今でもすごく大切にしています。特に印象的だったのは、「物を大切にしなさい」という言葉。鉛筆一本、消しゴム一つでも大切に管理できる人こそがいいデザイナーなんだということを教えていただきました。それから、「トイレ掃除を任されたら、便座で寿司を食べられるぐらいに綺麗に磨け」ということはよく言われました(笑)就職したばかりの頃って一番下っ端だから、どんな仕事でも任されたらやらないといけませんよね。中には「なんでこんな仕事やらなくちゃいけないんだ」って思うものもきっとあります。下積み時代には、私もたくさんありました。それでも、もしトイレが完璧に磨かれていたら、それを見て「別の仕事をもっと任せてみよう」、「この人なら信頼できる」と興味を持ってくれるかもしれない。与えられた仕事を完璧にこなしていくことで、必ず次に繋がっていくということをいつもおっしゃっていました。

デザインって、人の生活を豊かにするためのものなので、物を大切にするとか次に使う誰かのことを考えてトイレを磨くとか、そういう日々の小さな思いやりがすごく大切なんだと思います。忙しくてついつい忘れがちなことですが、そういった先生方の言葉をたまに思い出しては背筋を伸ばしています。

私を海外へと連れ出してくれたのも、先生の言葉でした。ドイツでの留学経験があった私に対し、「せっかく国外で学んだんだから、お前は世界を目指せ」と言ってくださったおかげで決心がつき、ドイツの広告代理店へ進むことができたんです。

これまで、国外で経験を積み、日本でもアートディレクターからクリエイティブディレクターへと着実にデザイナーとしての地位を築いてくることができました。今後は、優秀なデザイナーを伸ばすことや女性のデザイナーが働きやすい環境を作っていくことに力を注ぎ、これからのデザイン業界が豊かになっていくよう努めていきたいと考えております。

実際にバンタンで学んでみて思うのは、最初の段階における実力の差なんてほとんど存在しないということ。最終的に差をつけるのは、才能でもセンスでもなく、熱心に学び続けることができるか、継続的に何かを作っていけるかということなんです。継続さえすれば誰でも必ずなれるのがデザイナー。逆に言えば、継続することが一番難しいかもしれません。それでも、苦しくなったらそれを共有できる友達や、その先へあたたかく導いてくれる先生方がバンタンには常にそばにいます。新しいアイデアが求められ続ける世界で、本当に自分にいいものが生み出せるのかと不安に思うことがあるかもしれません。それでも結局、私たちには手を動かしていくことしかできないんです。心配している時間があったら、ひたすらにデザインのことを考えて、無理矢理にでもアイデアを捻り出し、形として生み出し続ける。その先に自分にしか生み出せない何かが必ず見つかると信じてここまでやってきました。いいデザインとは、決して天から降って来るようなものではなく、そういう地道で泥臭い作業の中から生まれるものなんだと思います。

入ってからどうしようとか、いろんな迷いはあるかと思いますが、バンタンに入学しようと決めている時点で実は誰よりも一歩先に進んでいるんです。その一歩を止めずに何かを作り続けることができれば、必ず自分に合う居場所を見つけられるはずです。もしかしたらそれはデザインではないかもしれない。デザインをやろうと入学し、いろいろ試した結果、他のことがやりたくなるかもしれない。それはそれでいいんです。自分に合った選択肢や居場所は、走り続ける道筋の中に必ず見つかります。どうかその一歩を止めないでください。
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